お知らせ

中尾農園について

奈良の紅茶つくりびと

中尾農園

(中尾 義永さん)

 

茶園-02kojima

偶然見つけた 祖父の作った  30年前当時の紅茶がヒント!

 

自宅前の茶畑でいっぱいの笑顔で手を振ってくださった佐和さんに見送られ、

東雲製茶工場を挟んだお隣の中尾義永さんを訪ねました。

 

義永さんは中尾家の5代目。地元地域の歴史にも詳しく、

地元出身監督の映画『殯の森』の製作に、町ぐるみでの協力を呼びかけたり、

地域のスポットをまちかど博物館として紹介する『田原やま里博物館』を立ち上げたりと

幅広く地域づくりに関わり活躍をされています。

また中尾さんのほうじ茶は、地元の郷土食「おかいさん」と呼ばれる茶粥、

(大和の茶粥)にも使われ大人気です。

 

「紅茶の名前は当日のお楽しみ」 TB 15年以上寝かせた紅茶。

 

義永さんが紅茶を作ったきっかけは、偶然発見した一つの茶缶です。

その缶の中には、おそらく森永の紅茶工場が存在していた頃に、

中尾さんのお祖父さんが作ったと思われる紅茶葉が入っていました。

缶を発見した当時でも、30年以上も経年したその茶葉は、香りこそ少し弱くなっていましたが

とても良い芽を使っていて、優しい甘味の感じられる紅茶だったそうです。

 

義永さんは平成11年・12年・13年と、紅茶に製茶した葉を、

一定温度の中で保存し、今回ブレンドしてTBに仕上げました。

義永さんはお祖父さんの紅茶をヒントに、甘く熟成した紅茶を目指しています。

 

今後、紅茶でチャレンジしたいことを尋ねると、

ほうじ茶のパウダーをわざわざ出してきて、開封して振舞ってくださいました。

お隣の三重県へ持ち込み、パウダー化したという義永さんのほうじ茶は、

さっとお湯に溶け、自然の甘味が広がるパウダーでした。

紅茶葉もパウダー化することで、さまざまに加工し、活用の幅が広がることが期待されます。

 

後で気づいたのですが、義永さんの名刺には

「茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を 喫す」との瑩山禅師の言葉が記されていました。

地元を心から愛し、大切にしている、義永さん、

日常の当たり前の行ないにも、その時々に自分に与えられた縁を感じ、それに最善を尽くして

大切に育んでいく「平常心」を教わりました。

2016.11.1

地紅茶サミット世話人会

紅茶研究家 高橋彰子

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※中尾さん 写真の衣装は、「興福寺の寺侍」です。

 今年、春日大社は二十年に一度の遷宮

 先日、社の上棟祭が執り行われました。

 (上棟祭…建築に関係した業者、大工・左官・屋根士などが棟にのぼり神事を行う)

 「興福寺の寺侍」は、その神事が滞りなく斉行されるかを見聞し、

 無事神事が行われた後、褒美を使わす役です。

 春日大社は、皇室並びに藤原家の氏神であり、

 興福寺が、藤原家の菩提寺です。

 縁より、春日の神事を守り、警護してきた役割が興福寺です。

 

【茶園情報】

中尾農園

630-2173 奈良県奈良市日笠町648

電話 0742-81-0355 ファックス 0742-81-0313

メール Yo-nakano@m3.kcn.ne.jp

http://mahonavi.narakko.jp/nature/ids/001806.html

 

 

 

 

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