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月ヶ瀬健康茶園 岩田文明氏について

「ならでは」のシンポジウム パネリスト (12/4)

 

月ヶ瀬健康茶園 岩田文明氏について

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Photos : Kenichiro Yamaguchi

もともと梅の栽培が盛んであった奈良・月ヶ瀬で三代続く茶農家。

有機・無農薬に切り替えた父のあとを受け、有機の中身を徹底的に洗い直し、

現代では笹や落ち葉など、植物性有機物のみを施用する自然農法にたどり着く。

 

そして、文明さんが自然農法の確立と併用して進めているのが‘香り’の追究。

お茶の香りは「萎凋」作業と密接に関係しており、紅茶製造用の大型萎凋機とは別に、

五年ほど前から萎凋香煎茶の商品化に向けて、さまざまな手法・器具の研究を重ねてきた。

その結果、今では蒸し製煎茶として、他の追随を許さない香味の高さを実現している。

さらに十年ほど前から本格栽培・製造に入った紅茶においても。べに系三種の手摘み紅茶をはじめ、

いわゆる‘和紅茶’の範疇を大きく踏み出た、国際レベルの品質を達成している。

現在奈良の茶園で栽培されるべにほまれ

日本で唯一、ダージリンのトップブランドと太刀打ちできる紅茶と言っていい。

2016.4.28

ノンフィクション作家 飯田辰彦

 

 

 

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